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滑り台の材質による分類

滑り台の滑走面の材質により以下のように分類される。
眉丈台地自然緑地公園ステンレス平板
銀色の平面型滑走面で長さ数mの短いストレート型滑り台では最も一般的な材質。
滑走性はあまり良くなく、滑走面の「たわみ」が発生すると著しく滑走性が損なわれる。
天狗林健康広場ステンレスパイプ
対候性・耐久性の高いステンレスパイプで、縦に十数本繋ぎ合わせて滑走面を形成する。
平板と比較すると接地面積が少なく摩擦抵抗を低減できると思われるが、滑走性はあまり良くない。
材質がパイプのため形状の自由度が高く、シングルカーブ型やスパイラル型で用いられる場合が多い。
天狗林健康広場ローラー
ベアリングを内蔵したアルミ製やゴム製(震動軽減型)のローラーパイプ。
ローラーを水平に組み合わせて滑走面を形成する。
一本一本のローラーが回転するため滑走性が良く、傾斜が緩くても滑走性を維持できる。
大きな欠点は臀部への震動で、素尻で長距離を滑るのは自殺行為である。
ビート板などの緩衝材(最低でも段ボール)を敷いて滑る必要がある。
コース設計の自由度が高く、シングルカーブ型、スラローム型、ループ型など多様。
全長の長い滑り台にも適しする(数百mのものもある)。
眉丈台地自然緑地公園グリッサンド
摩擦抵抗が非常に少なく静電気がほとんど発生しない超高密度ポリエチレン板。
縦に十数枚繋ぎ合わせた半円形の滑走面を形成。
ローラーと比較すると緩斜面での滑走性は劣るが、震動が全くなく
半円形の滑走面で体が包まれボブスレーのような滑走感が味わえる。
カーブや傾斜などコース設計の自由度が高く、シングルカーブ型、スラローム型で設置される。
滑走面が平面のワイド型も存在する。
人造石
人工的に作られたコンクリート系の滑走面。表面が非常に硬く、適切に研ぎだしたものは耐久性が良く高い滑走性を示す。ワイド型で設置されることが多く、手すりに手が届かず、また高すぎる滑走性で止まることが難しく恐怖を覚えることが少なくない。
木製の滑走面。滑り台の躯体も木製である場合が多い。屋内設置の小型滑り台に用いられる場合がある。使い込まれたものは高い滑走性を示す。
ポリエチレン
いわゆるプラスチック。手すり部分と滑走面が繋がった一体成型の場合が多い。ストレート型の他、スラローム型、スパイラル型、トンネル型など形状の自由度が高い。滑走面をウェーブ形状にしたものもある。滑走性は良いが静電気が発生しやすいと言う欠点がある。
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
軽量・強固な強化プラスチック。手すり部分と滑走面が繋がった一体成型の場合が多い。形状の自由度が高く、滑り台躯体が動物等の形状をした凝った特注細工も得意な材料ある。
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